ロケフリTVでインターネット（その２） [インターネット]
前回に引き続き、ロケフリTVのインターネット機能のホーム画面「LFX HOME」のX1とX5の違いについてですが、両者のモニター解像度の違いにより、表示される情報量に差が出てきます。X1はパソコンで言うところのSVGA「800×600」、X5は変則の「800×480」になります。なので、「LFX HOME」画面もそれにあわせて作られているようです。
ニュースやテレビ番組情報といったページの表示のされ方には縦に長いか短いかだけで大きな違いがありませんが、見ていただければわかるようにX1の方は小さいテレビ画面が写っていますね。インターネット機能でのX1とX5の最大の違いはここにあります。X1は画面の中に子画面としてテレビを表示したままでインターネット機能を利用できるのです。この子画面は付属のスタイラスや指先などでタップしたままスライドさせることで、好きな場所へ移動できるほかに、チャンネルの切り替えやボリュームの上げ下げなども可能です。また、子画面に表示されているテレビ番組を全画面表示にする機能もあります。もちろん、子画面を非表示にすることもできます。
なお、残念ながらX5にはこの子画面機能はありません。LFX HOMEのURLがそれぞれ別になっているので、もしかしたらと思って、X5からX1用のURLを打ち込んでみたのですがダメでした。組み込みのWebブラウザなので、なんらかの機種判定が行われているのでしょうね…。
あ、ちなみに、この「LFX HOME」というホーム画面ですが、当ブログのサービスも運営しているソニーの「So-net」がサービスを提供しているんです。画面右上に「Powered by So-net」とありますし、画面上部のアドレス（URL）もSo-netになっています。ロケフリTVの内部にデータを持たずにすむので、提供する情報の内容を変更したりデザインを含めた仕様を変更できるというメリットがあるのでしょうね。実際、X1は購入してから随分を経ちますが、買ったばかりの頃は「ブログ」や「大人スタイル」なんてボタンもなかったんですよね…。
そのブログについてですが、「LFX HOME」画面にある「ブログ」ボタンはSo-netのブログサービスにリンクされていて、ここをタップするとSo-net blogのトップページが表示されます。実は、このボタンのURLはロケフリTV専用のURL（http://www.so-net.ne.jp/LFX/blog/）になっていて、パソコンで見るトップページとは少々内容が異なります。
パソコン用の方は当サイトを含む体験レポート全体のトップページへのリンクがあるのに、専用ページにはありません。なので、一度So-netのトップページに飛んで、そこからSo-net blogのトップページ（http://blog.so-net.ne.jp/）に飛んで、体験レポートのトップページにアクセスしました。（せっかくの体験レポートなので、ロケフリTVからアクセスしやすくしてくれる方がよいとは思うのですが、その辺はおいおいソニーさん側で対応してくれるのかな…）
ということで、手間はかかりましたが、タップの連続だけでなんとか当サイトにもアクセスできました。
もちろん、ソフトウェアキーボードを使ってURLを入力することで直接アクセスできます。そのロケフリTV独特のペン操作によるキーボードの使い方については、また別の機会に話題にしたいと思います。
最後に豆知識というほどのものでもないのですが、ロケフリTVのこのWebブラウザは情報家電やPDAなどにも採用されているACCESS社の「NetFront」なんですね。ソニーのクリエにも搭載されているブラウザなんですけど、なんで「NetFront」なのかがわかったかというと、これがクリエに関係していたんです。
クリエのホームページはアクセスを要求してくるWebブラウザを判定して、最適化されたページへ誘導しているのですが、ロケフリTVでクリエのホームページ（http://www.sony.jp/CLIE/）にアクセスすると、クリエの「NetFront」でアクセスしたときに表示されるページ（http://www.sony.jp/cCLIE/index_pda.html）がロケフリTVに表示されます。
このことから、バージョンこそわかりませんが、ロケフリTVに搭載されたブラウザが、「NetFront」あるいはその互換ブラウザだということがわかりました。とりあえず、ご参考までということで…。
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